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NIRVANA

無気力なSmells Like Teen Spirit

オーディエンスが歓声を上げ手拍子をとる一方で、カートはただ「弾いているフリ」をしているだけ。しかもイントロが終わるとそれすらも止めてしまい、マイクを両手で持って歌い始めます。歌の方もオクターブ低かったり歌詞を変えていたりしていて、その無気力さが伝わってきます。
Nirvanaを、そして90年代を代表するこの曲ですが、カート自身は余り好んでいなかったと言われています。
Smells Like Teen Spiritで盛り上がるオーディエンスを見ては、複雑な思いを抱いていたのかもしれません。

【おまけ】

当時Nirvanaと対立していたPearl Jamが一瞬だけこの曲を演奏している動画。

NIRVANA

In-Utero
1994年4月5日、Guitar & VocalのKurt Cobain(カート・コバーン)の死によって伝説となってしまったが、そのサウンドは今も色褪せない。おりしもハードロック、へヴィメタルがアメリカを席巻しているころ、アメリカ西海岸で、憂鬱な灰色の空模様の多い街シアトルではSUB POPというレーベルがアンダーグラウンドシーンがもり上がりを見せていた。

このレーベルSUB POPはのちにNIRVANAを筆頭としSmashing Pumpkinsやsoundgarden、Perl Jamといったオルタナティヴ・グランジムーブメントを代表するレーベルとなるが、そんなレーベルでNIRVANAは1989年にファーストアルバム”Bleach”をリリースする。シアトルの空同様に、陰鬱で重たいサウンド。だが、NIRVANAには他のまわりのバンドと一線をかす「ソングライティング」の能力と、Kurt Cobainのカリスマ性があった。

NIRVANAはやがてメジャーのゲフィンと契約。1991年、彼らの運命をかえるセカンドアルバム「NEVER MIND」をリリースする。このメジャーデビューアルバムに収録されているシングルとなった「Smells Like Teen Spirit」のリフはその後、オルタナティブ・グランジを象徴するフレーズとなった。「Smells Like Teen Spirit」とは、Kurt Cobain(カート・コバーン)が1990年当時つきあっていた彼女が、「カートはティーンスピリット(デオドラントの名前)の匂いがする(Kurt smells teen spirit)」(そのデオドラントを使っている別の女性と付き合っていることを揶揄したもの)と書いたのを気に入って使った。

「IN UTERO」リリース後もドラッグ問題や自殺未遂問題等様々なトラブルを抱え続けたNIRVANAはついに、1994年のKurt Cobain(カート・コバーン)の死によって終止符を打った。セールス的には「NEVER MIND」に及ばなかった「IN UTERO」だが、ソングライティング、ギターフレーズ、リズムアンサンブル、アルバム全体の空気感すべてにおいて、NIRVANA史上最高傑作となった。原点回帰とも言えるこのアルバムは、まさにNIRVANAそのものを表している。

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